学校ICT化が進むシンプルなエンジンとなかなか進まない理由【前編】

ICT

ICTはコロナ禍の希望の星

かきくけこんにちはー!

皆さんの学校や職場では、ICT(情報通信技術)がどのくらい進んでいるでしょうか?

 

2020~2021年は、コロナショックで大変な年でした。

密を避けたり、マスク着用や検温をしたりと、
様々な対応に皆さん苦慮されたのではないでしょうか。
学校現場でも同じでした…。

(©PAKUTASO)

 

しかし、良いこともありました。

 

それは、コロナを契機に学校現場のICT(デジタル)化が急速に進んだことです。

 

昨年から、公立校の子ども一人ひとりに、一台ずつ端末が配られ、それを活用した新しい教育のやり方が展開されています。(これを「GIGAスクール構想」と呼んでいます)

まさにコロナ禍の希望の星です!


(出典:文部科学省 https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_0001111.htm)

 

先生の悲鳴

ところが、当の学校現場では、突然飛び込んできたタブレットPCを前にして、困り感を抱えている先生方も多いのではないでしょうか。

「ICTをもっと使えるようになりたい」と思う声はよく聞きますが、学校の先生は、「定額働かせ放題」と揶揄されるほど、いつ倒れてもおかしくない仕事量を普段から抱えています。

 

むしろバタバタ倒れてる&教員不足!なんとかして!

※端末の配備に際して、自治体によっては「ICT支援員」という補助の方が入っているのですが、私の勤務校では常勤ではありませんでした。
だから、年度当初にIDやパスワードを何百人分発行し、バグや不具合があればその都度相談に乗って対応し・・・といった専門的対応を(今でも)現場の有志の先生に求められています
ICT導入によって、余計に首が絞まった感じです。

(©いらすとや)

さらに、ICT化を推進したいけれど、否定的な同僚、ネットいじめなどの悲しい出来事、また保護者からの心配の声も絶えません。

 

このような中で、いったいどうやってICTを推進していったらよいのでしょうか!?

 

【後編】へ続く

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