乳幼児の五感を鍛えるかんたん遊び★聴覚編

スキルアップ

かきくけこんにちは!

今回は、五感の中の聴覚にフォーカスした遊びを紹介したいと思います。

 

※前回の視覚編についての記事はこちら→ 視覚編

 

 

聴覚記憶の育て方

 

産まれたばかりの赤ちゃんって、目がよく見えてないから、とにかく音に敏感ですよね。

 

聴覚を使うことは、耳から入ってくる音が五感を刺激するため、右脳を活性化させます。

 

わたしたち人間は、

耳から入った音声を右脳でキャッチ→左脳で言語に変換→理解する

という流れをたどるために、右脳と左脳をつなぐ回路が作られていく幼児期には、聴覚をトレーニングすることが重要です。

 

 

乳幼児は、耳から入ってくる大人の会話や声掛けから言葉を覚えて語彙を増やします。

ですから、乳幼児にとって耳の記憶はとても重要です。

 

そこで、繰り返しの刺激で脳が活性化させましょう。

何度も言葉豊かに繰り返すことで、言語回路が開かれて聴覚記憶の質も高まっていきます。

一度きりでなく、同じ文章、同じ言葉を繰り返し聞かせることが大切です。

歌や本の読み聞かせがいいと言われるのもこれにあたります。

 

 

聴覚を鍛える遊び4選

いろんな音を聞かせる

 

日常には様々な音であふれています。

・自然の音(風、雨、虫の鳴き声、雷、波の音、川の流れ)
・電化製品の音(掃除機、洗濯機、食洗器、ドライヤー、エアコン、テレビなど)
・音楽(邦楽、洋楽、童謡など)
・車や電車の音
・緊急性を知らせる音(火事や地震を知らせる通知音、消防車や救急車の音)

 

子どもの送り迎えや、お散歩の途中などに、そういった身の回りの音に注目させる、というのは簡単にできることかと思います。

 

中身の見えない容器に物を入れて音を聞かせる

 

例えば、大豆を用意し、紙コップなど外から見えない容器に入れます。

そして、「この音は大豆を振った音だよ。」と言いながら、コップを振って大豆の音を聞かせます。

次に、小石を用意し、同じようにコップに入れて聞かせます。

最後に、どちらをコップに入れたか分からないように入れ、

「この音は大豆と小石のどちらでしょう?」

とクイズ形式にします。

 

大豆や、小石、小豆、塩、砂糖、布、レゴ、おはじきなどを使って、楽しみながら音の違いを捉えさせることができます。

 

なんの野菜を切っているでしょう

 

例えば夕飯のメニューがカレーだとします。

料理をしながら、ジャガイモ、玉ねぎ、人参の切る音を聞いてもらい、この音は何の野菜を切っている音でしょう?と当ててもらうというものです。

家事をしながら子どもとコミュニケーションが取れて、五感も鍛えられるアイデアです。

 

 

身近な道具でこの音を作ってみよう

 

映画などの効果音で、

・焚火の音=プチプチくん(梱包材)
・波の音=小豆

で表現していると聞いたことはありますか?

それと同様に、聞いた音を身近な道具を使って子どもと一緒に表現してみる、という遊びです。

 

音だけを聞かせて、「これって何の音に聞こえる?」というのもいいですね。

本を読んだり、黒板を写したりといった、学校生活に直接役立つ場面が多いとい思います。

 

 

いかがでしたか。

普段何気なく聞いている音も、こうして意識してみると、生活の中にも様々な音があります。

それらに楽しく耳を向けて、遊んでみると、聴覚を鍛えることに自然につながります。

自然の音や、身の回りから聞こえてくる音を、少し意識してみるだけで大人も聴覚が鍛えられたり、子どもと一緒に聴くと新たな発見もあるかもしれませんね。

 

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

さしすせそれでは、また次回!

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