かきくけこんにちは!
学校の教室や子どもの部屋が散らかっているときに使える、とっておきの「整理整頓」術をお伝えします。
小学生のとき、通信簿の整理整頓の項目がいつも「がんばろう」でした・・・
大丈夫!
ママも学校の先生も、たった1%の努力でラクになるのでご心配なさらずに~。
片付けてほしい大人心
学校や幼稚園など、集団で過ごしていると、ゴミが出るのは当たり前ですね。
「普段から、ゴミを散らかさず、きれいに使ってほしいな。」
と思うのが大人の心理ですが、当の子どもたちに掃除させようとしても、早く次のこと(遊び)がやりたいのが子どもの心理。
ゴミを始末し、その場をきれいにしてから次の行動へ移れる子は、多くありません。
そこで、お決まりの一言を言ったことはありませんか。
「ちゃんと片付けなさい!」
気持ちがいいくらいどストレートですね。
しかし、この後、子どもが渋々掃除をしながらその場に不穏な空気が流れるのは、想像に難くないのではないでしょうか。(・_・;)
私も何度も経験済みです・・・。
では、どんな声をかければよいのでしょうか?
(©いらすとや)
まずは数で具体化する
「ちゃんと片付けなさい。」
実は、この一言によって、ちょっとしたズレが生じています。
「ちゃんと片付けなさい」の「ちゃんと」は、人によって解釈が分かれるのです。
子どもにとって「ちゃんと」片付けたつもりでも、大人にとって「ちゃんと」に達していない。
このように、人によって程度が違ってくるのです。
ですから、子どもに(大人でも同じ)指示をするときのコツは、
「数で具体化する」こと。
「教室のゴミを20個拾って、ゴミ箱に捨てましょう」
「自分の部屋を5分間拭き掃除します」
「半径1m以内に一つも落とし物がないようにしましょう」
といった具合です。
これによって、指示が明確になり、目標がもてるので、子どもは動き出すことができます。
ゴミ箱投票術
けれども、掃除が好きで毎日やりたい!という子どもは、現実にはあまり居ません。
そこで、多くの子が普段から楽しくできて整う、とっておきのチート術です!
それは、
『教室(部屋)にゴミ箱を2つ置く』こと。
「えっ、それだけ?」
はい、それだけです。
ゴミ箱さえあれば、30秒もかかりません。
そして、2つのゴミ箱を(少し離して)設置した後に、こう言います。
そこで、みんなで投票して決めてください。
ドッジボールがやりたい人は、左のゴミ箱へ、おにごっこがやりたい人は、右のゴミ箱へ、教室で出たゴミを入れてください。多いほうが勝ちです。」
実際に教室で試してみたら、教室に落ちていたゴミがみるみるうちに無くなっていったよ。
このチート術のポイントは、「強制しないこと」です。
どちらに投票するかを自己選択し、また、投票しないことも選択できるところに良さがあると私は思っています。
ゆるく楽しめることが幸せにつながる。
win-winな仕掛けを私の学級でも大切にしています!
◎チート整理整頓フロー図
子育てへの応用
この「ゴミ箱投票術」は、条件を少し変えるだけで、様々な子育て場面で応用ができます。
例えばお家では、
「週末に、どちらに遊びに行きたい?動物園は左、水族館は右のゴミ箱だよ!」
「晩ごはんのリクエストは?ハンバーグは左、カレーは右」
といった具合です。
歴史の授業で、「源氏と平氏」について学習しているところだったので、
「武士の世の中を作ったのは平氏?源氏?」のお題でやってみました。
このように、子どもの興味に合わせて、楽しく取り組めそうですね。
いかがでしたか。
教室(部屋)が整うと、子どもの心も整います。
仕掛けて、ワクワクを子どもとともに楽しみましょう!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
さしすせそれでは、また次回!
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