目からウロコの思考力テスト【第4回】

思考力

解けたら思わずだれかに出したくなる、「目からウロコ」のクイズを5問ずつ紹介します。

大人も子供も受験生の皆さんも、2分間だけチャレンジしてみてください。

問題16「数字を入れよう」

正しい文になるように、下の○に数字を入れましょう

 

この文には、

1が○回、
2が○回、
3が○回、
4が○回書かれている。

 

 

・答え

以下の2つあります。

この文には、

1が回、
2が回、
3が回、
4が書かれている。

この文には、

1が回、
2が回、
3が回、
4が書かれている。

 

あれやこれやと思考するよりも、実際に○になにか数字を当てはめて確かめてみるほうが、意外と早いかもしれませんね。

まず動く。そこからあなたの新しい人生が始まります — 多湖輝/心理学者

問題17「アニマル学校の入学式」

わ~い、今日は、アニマル学校の入学式です!

ゾウくんは、2組になりました。
ウシさんも2組。
いっしょに来たラクダさんは、3組になりました。
せの高いキリンさんも、3組のようです。

あれれ、おくれて来たライオンくんが、なに組か分からず、こまっています。

ライオンさんは、なに組でしょうか?

あててみてください!

 

・答え

4組

 

それぞれの動物の名前の「文字の数」を使って、クラス分けをしていたのです。

ゾウ    = 2文字 = 2組

ウシ   = 2文字 = 2組

ラクダ  = 3文字 = 3組

キリン  = 3文字 = 3組 だから、

ライオン = 4文字 = 4組 というわけです。

 

他にも、例えば「ライオン=1組 キリン=2組 ウシ=3組。ではゾウは?(=5組。謎がわかりますか?)というように、「問題を作り変える・アレンジする」ことでより深い思考がはたらくことにも注目したいですね♪

問題18「恐怖のみそ汁」

夕方、遊びから帰ってきたサトシくん。

宿題をやっていたけれど、晩ご飯が待ちきれなくなって、ママにたずねます。

「ねえママ、今日の晩ご飯なあに?」

するとママは、とんでもないことを言います。

恐怖のみそ汁よ。

いったい今日の晩ご飯には、何が出てくるのでしょうか??

 

 

・答え

ふ(お麩)のみそ汁

「今日、ふのみそ汁よ。」

 

サトシ君は、「今日ふのみそ汁」を「恐怖のみそ汁」と聞きまちがえたのです。

一体、みそ汁の具に何が入っていると思ったのでしょうね笑。

 

昔、いじわるな男の子から「ねえ、ちゃんとお風呂入ってる?」と聞かれたことはありませんか。

(→「うん!」と答えると「やーい、姉ちゃんとお風呂入ってるんだ」とからかう常套手段)

このように、文の区切りを間違えて読むこと(または、わざと区切りを変えること)を『ぎなた読み』と言います。「弁慶がなぎなたをふり回し~」と読むところを、「弁慶がな、ぎなた(ナタ)をふり回し~」と読みまちがえた人がいたことから、こう名付けられたそうです。

ぎなた読みは古くから日本に伝わる言葉遊びの一つです。
次のような例が知られています。

・のろいの墓場 = のろいのは、カバ

・悪の十字架 = 開くの、十時か

・お食事券 = 汚職事件

 

問題19「ウソつきと正直者」

ウソしか言わない3人のウソつきの中に、決してウソをつかない正直者が1人まぎれこんでしまった。

次の4人の発言から推理して、正直者を見つけてほしい。

A「この中に、1人ウソつきがいる。」

B「この中に、2人ウソつきがいる。」

C「この中に、3人ウソつきがいる。」

D「この4人は、4人ともウソつきだ。」

 

もし○が正直者だったら…と考えてみよう!

 

 

・答え

正直者はC

 

  • まず、Dを正直者とすると、Dの「4人ともウソつきだ」の発言は正しいことになりますが、自分自身もウソつきになってしまうので、成り立ちません。だから、Dはウソつきです。
  • 次にAを正直者とすると、Aの発言から、ウソつき1人はDということになりますが、するとBやCの発言の内容と合いません。よってAもウソつきです。
  • 同じように考えてBもウソつきとなり、Cを正直者と考えた場合のみ、全員の発言の内容が正しくなります。

問題20「2本の線香」

燃えつきるのにちょうど1時間かかる線香が2本あります。

この2本を使って、ちょうど45分をはかってください

ただし、折ったり、長さをはかったりしてはいけません。

また、火をつける時間は考えないものとします。

 

 

 

・答え

1本の両はじと、もう1本の片方のはじ(計3ヶ所)に同時に火をつける。

1本目が燃えつきたとき、2本目の火をつけていない方に火をつける。

 

まず、1本目の線香の両はじと、2本目の片方のはじに、同時に火をつけます。
1本目が燃えつきるまでに30分かかります。

すると、その時点で2本目の線香は半分の長さになっていますね。

そこで、2本目の火をつけていない方にも火をつけます。

両はじから燃やせば、燃えつきるまでが15分。

30分+15分=45分をちょうどはかることができます。

 

「折る・曲げる」「半分あたりに印を付ける」などの考えから抜け出せたでしょうか?
答えまでの過程を筋道を立てて考える力や、順序立てて分かりやすく伝える表現力が、これからの社会で求められている資質・能力の一つです。

 

筆者より

いかがでしたか。
皆さんにとって「目からウロコ」な問題があったなら、周りの人に出したりシェアしたりして楽しんでもらえたらうれしいです。

子育ては初心者🔰ですが(・_・;)、クイズは大好きで、
書籍や雑誌、広告用の問題を30社ほど手掛けてきました。
もしご依頼がある方はお問い合わせよりご連絡ください。

応援メッセージも頂けたらとても励みになります。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

さしすせそれでは、また次回!

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