毎日が初めて記念日
かきくけこんにちはー!
子供は、日々成長の中を生きています。
ですから、子育てしている毎日は、子どもの「初めて記念日」であふれています。
ママー。見てみて~自分の名前書けるようになったよ!
すごいじゃんっ! 初めて記念日だね。
おめでたいから、晩ご飯はお外に食べに行きましょう!
家計が苦しいから、すき家に…(・_・;)
一生のうちで一番たくさん書く文字は?
さてタイトルの質問の答えですが、
一生のうちで一番たくさん書く文字、それは「自分の名前」です。
皆さんは、自分で自分の名前をいつ書けるようになったか覚えていますか。
思い出せない人がほとんどではないでしょうか。
名前は自分そのものを表し、また一生付き合っていく大切な言葉。
自分の名前が書けるようになった日を忘れても、目の前にいる我が子が名前を(ひらがな・漢字など)書けるようになったときには、大げさに褒めて、自分の名前を好きになるきっかけにしたいものです。
「習っていない漢字を使って名前を書いてはいけません」
と言う先生が、たまにいるけど、それは違うと思う!
子どもの能力や成長を制限する権利はどんな大人にもないんだよ。
しかし、そんな大切な自分の名前の由来を、子どもはあまり知りません。
名前の由来を知る意味
名前は、一生付き合っていく大切な言葉。
しかし、多くの子はなぜ自分がこの名前なのか、はじめは知りません。
習わないのですから当然です。
けれど、我が子が成長し、私たち親の生き方や考え方に興味をもつようになると、(つまり自我が芽生えてくる10歳前後ですね)自分自身のことや、名前について考える機会が必ずやってきます。
(その頃には、親にもいっちょ前に文句を言うようになります笑)
「ドラえもん ぼくの生まれた日」でも、のび太が自分の名前の由来を知る場面があります。
ママとパパにひどく叱られ、誕生日に家出をしたのび太は、
「今日は僕みたいなダメな子が生まれてみんなががっかりした日なんだ」とヤケになる。
そこで、ドラえもんとタイムマシンに乗って、確かめに行くことに。
そこで、自分の名前の由来を知り、ママとパパが心底愛おしそうにのび太を抱く姿を見て、考えを改めたというお話です。
その時のパパの
(出典:藤子プロ・小学館「ドラえもん」2巻)
すべての名前には、名付けた人の願いや希望、当時の気持ちがたっぷり込められています。
名前の意味や由来と向き合うことで、家族の生き方に触れ、これから長く続く人生において自分自身のものの見方や生き方につながるのではないかと、私は考えています。
人生のログポース(記録指針)みたいなものですね!
名前の由来を扱わない理由
実は、最近の学校教育では、自分の名前や家族のことにあまり触れません。
子供の頃、名前の由来をママに聞いてくるみたいな宿題があったよね
そうだね。今は無いな。様々な家庭事情や人権に配慮してのことだと思うよ。
「2分の1成人式」などの行事も実施しない学校が多くて、僕は残念だけど…
名前の由来を知ることは、自己肯定感の向上にもつながると言われています。
たしかに、多様な環境の現代社会ですから、学校で安易に名前の由来を一斉指導するわけにはいかないかもしれません。
しかし、前述したように、名前のルーツに思いを馳せることには、「教科書では習わない」自分自身の生き方を左右する大切な学びが詰まっています。
教科書に載ってるから、といった味気ない動機ではなく、たとえば春に満開の桜を見たときに「どうして私の名前はサクラなの」とそっと振り返るような、自然に自分の名前を見つめる仕掛け(親や先生の)があるといいですよね。
そして、我が子が自分の名前の由来を聞いてきたときには、のび太が見たように、私たち親がしたためているほっこり名付けストーリーをぜひ語ってあげて下さい笑。
まとめ
今回の要点です。
現代社会では、「叱られる」ことに耐性がない子どもが(実感として)多いです。
ですから、少しのいさかいで、のび太のように「僕なんて生まれてこなきゃよかった」と思ってしまう子も少なくないでしょう。
そんな時は、「名前に込められた意味や由来」にふと立ち戻って、周りの人の愛を伝えていけたらいいですね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
さしすせそれでは、また次回!
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